今年の夏で60歳になる。
年相応の衰えは気にはしないが、最近クルマに対する興味が薄れてきた。最近のクルマに・・ではなくクルマや運転そのものに関心が無くなっているような気がしていた。
理由はある。
ダッジラムを手放してからだ。
本当に乗りたいクルマに乗っていないと、もうどうでもいいかって気持ちになるもんですな。ハイラックスもラムも乗るたびにワクワクする非日常感がありました。今は軽トラ2台を使い分けていてそれはとても満足していますが、運転にかかわる刺激はほぼ無し。運転の嫌いな自分はすごく老け込んだような気がするんですよ。
さて、そんな僕が軽トラホンダアクティー号に乗って熊本を出たのは先月24日。名古屋に住む息子に預けた製図板の引き取りと仕事の打ち合わせのため。用事を済ませ名古屋を出たのが28日早朝。
行きは高速を使ったが割引が使えなかったのが頭にきて帰りは下道で、しかも今まで行きたくても行けなかった山陰めぐりをしながらノンビリ帰ろうと決めた。
大垣から関ヶ原へ向かう。雨ですがな。
伊吹山のわきを抜けて湖北から琵琶湖を見る。
ちょっとワクワクしてきた。
これはカエル岩。
確か数年前に危険だから架け替えるってニュース見たな。
遅かったのね。
それでもあまりガッカリしていないのは海岸線の曲がった道。
しかも信号がやけに少ない。
鳥取砂丘はもののついでに寄っただけ。
観光に向かない性格だもんで・・・
そして夜にグーグルナビの示す通りに走ったら山陰の広域農道ばっかり選ぶもんだからもう真っ暗。怖い・・・なんか見ちゃいそうで。
でも道は最高。ホンダは力があるし、フルタイム四駆で雨の山道も安定している。信号もほとんどない約300kmの夜道は楽しかった。
二日目の早朝、熊本民の憧れ・・らしい角島大橋に着いた。
ここは今回一番きれいだった。
小学校の修学旅行以来の関門トンネルを抜け、福岡の山中をさまよい3号線から三加和へ出るとこんなご褒美が待っていた。
結局、30時間くらいかけて1000km以上走った。
ドライブ楽しかったし、運転も嫌いじゃなかった。
安心した。