朝陽が北東に寄って奥の座敷が明るくなる季節。
苗床の準備や麦刈りに追われる繁忙期がはじまりました。
麦刈りの済んだ田圃を荒起し水を入れて代掻きします。
細々した作業に時間を取られ、お客さんからの草刈り依頼をいなしつつ焦って焦って代掻きに行くんですな。本来代掻きは「荒代掻き」をやって麦わらを漉き込み「本代掻き」でトロトロに仕上げるらしいのですが、なんせ時間がない。
僕はキイチおっちゃん直伝「一発掻き」です。
「壮一っちゃん代掻きは誰に習った?」
「は?ユーチューブ先生だけど」
「そがんせんでもアーやってコーやってコーすりゃ一発ででくっぞ」
「!」
おー!ほんとだ、オッチャンあっざース
決め手は水の含ませ方とタイミング。
「もやい」でやってるヤッチャンが23日から社員旅行に行くってんで田植えを18日からに決定、お手伝いをそこから雇ったものだからそれまでに準備を終えなきゃならんわけで、朝5時から夜8時まで代掻き代掻き・・・
夢に出るわ
それで何とか始めたら苗が足らん。
100枚以上足らん。
苗の間隔を広げ、苗つかみを減らし、さらに広げ最後の田圃は本当に最後の苗まで使い切って終わりました。
熊本じゃ「仏さんの仕事」って言いますな。
800枚以上の苗箱とドロドロの軽トラ、機械類を洗って仕舞って今年の田植えも終了。
今ですか?筋肉痛・・ってかダルい。
でも大豆の種蒔きに向けて残りの田畑を鋤かなくては。
種蒔き機も修理しなきゃ。
繁忙期ですな。
ゆっくり上を眺める暇も無ぇ・・・
でも毎日楽しい。