めったに旅行もしませんが


ビジネスホテル以外は泊まったことが無いんですが。
今回はこんな旅館に泊まってみました。

ハイアットリージェンシージンジンシティー・・

無愛想な中国のホテルに慣れるとここのアメ式サービスはパラダイス。清潔だし、バスタオルからすえた匂いがしないし、食いもん美味いし。宝抵温泉城にあってお湯は温泉らしい。
バスタブのある部屋をって言ったらスイートルームしかなかった。


やっぱ湯船に浸からんとね。

夕方行ったので風呂入って飯食って寝るだけ。ガラス張りのレストランはバイキング形式で和・洋・中が食える。ビールは高い。でもサービスのワインを飲んだからもういいや。

ディズニーのお城のような外観だが、コンベンションホールで人に会わないから儲かってないんじゃないかと要らぬ心配をする。気に入ってるんだからなるべく潰れないで欲しい。

めずらしく綺麗な日だった。風呂にも入ったし、北京で遊びましょってことで100kmほど走る。
途中第二環状線の入り口で白バイに停められる。
外地(北京以外)ナンバーは第5環状以内に朝7時から夜8時まで進入禁止だそうだ・・・なら5環で教えろってんだ。おまわりさんは丁寧で親切、ニコニコ顔で罰金100元の切符をくれた。2週間以内に北京市内の工商銀行で払えって、もう来る予定がないんだが・・

この規制は天津でもやってる。ただウィークデーだけだと思っていた。清明節の休日で高速も無料だったから油断した。ただし高速代がチャラなのでまだ儲けのほうが多い。

北京といえば胡同(フートン)、面白そうな旅館を予約したがなんせ道が狭い。休みで観光客も多い。クルマで来たのはやはりまずかったか。


やっと見つけた旅館の入り口。

そして期待の中庭。

ここでチビチビ酒を飲んでみたかったのよ。

夜はさらにいい感じ。


部屋は狭いが、まあまあ綺麗、水もちゃんと出る。民宿なので外に出る度玄関を開けてもらうのが気が引ける。

ここは四合院という北京の伝統的な居住スタイルになっている。ひとつの門、ひとつの中庭に四軒の家がくっついている、一族が共同生活するスタイルだ。みんなでこの庭で飯食ったり遊んだりしたんだろうな。


胡同は勝手な解釈だけど宮殿(故宮)への外敵の侵入を防ぐため意図的に狭く作られた街だと思う。そう考えるとなにやら切ない気がして旅行気分も増すってこった。ただし、今はレトロモダンを求める若者や住人の実生活で異様な乱雑さがある。面白いけど、けして清潔じゃないからね。


娘に土産も買った。

老豆腐も食った。


実は旅館の地下にはこんなコレクションルームがあった。

社長の趣味なんだって、



散歩していて家内がちょっとカメラ貸してって言うので何かと思ったら公衆便所を撮って来た。

写真が縦になちゃって失礼!
胡同には各家にはトイレはなくてみんな朝晩ここで用を足すらしい。ご近所さんが仲良くしゃがんで「うちは昨夜アレ作ったけど美味しかったわよー」なんて言わなくても臭いで解る。

ある意味最も旅行気分になれる場所だったか。