先週末はAPECで盛り上がってましたね。アンベイとシージンピンの会談ばかり報道されていますが、果たして環太平洋地域で懸案になっている状況に対して何か協調する決議があったのか、あるいは新しい懸案が浮き彫りになったのか、何も報道しない日本のマスメディアってアホなの?
ま、問題がありすぎて誰も話したがらないのかもしれないな。
そのAPECのせいで11月6日から11日までの6日間北京、天津を含む広大な地域で交通規制がしかれました。ナンバー末尾によって奇数日は偶数のクルマは走っちゃ駄目ってことに。普段から20%の規制で慣れてはいますが、いきなり5割の通行規制って・・・
面子を重んじる中国共産党は外国の首脳に北京の汚い空を見せたくないんですな。北京じゃ羊焼肉屋も営業停止だそうです、煙が出るから。石炭を燃やすスチームも供給開始を遅らせました。
ハッハッハ、何でもありだな。
うちの会社は・・突然6日間の休業。通勤できないから。
せっかく治ったチーちゃんに乗れないんじゃ仕方ない。規制日は家で宿題やって土曜日山に行きました。もう秋も終わりかな。
高速は空いています。こりゃいいや。
山も空き空き、干してあるのは僕の嫌いな「棗」なつめ
さすがに曇ってないと走りやすい。
天津の長城「黄崖関」
伸びた影、すれ違うバス、ゆったり曲がる道
至福の時間。
むき出しの岩肌、荒涼とした景色それが中国
山間の集落は日が落ちるのが早い。煙突の煙を見ているとそれぞれの家でお母さんが夕飯の支度をし、お父さんと爺さんが白酒をチビチビ、子供が鼻垂らしてばあちゃんの膝に甘える姿が浮かびます。
もちろん妄想です。
田舎の暮らしは厳しいです。
年寄りばっかです。
すっげー貧乏そうです。
本当は山に行って人と出会うと胸が痛くなります。皆さんが生活している道路を凄い勢いで走って邪魔しているのが申し訳ないです。だからゆっくり走ります。
さて、前回は煙って見えなかった橋、後ろはこんな景色でした。
しかし、なぜ僕はこうもチーちゃんの写真を撮ってるんだろうか、何かの証拠?自分でもさっぱりだが。
煙ってないと対岸にこんなものが見える。
手前の櫓は新しいもの。山頂に続いているのが本来の長城。得した気分だね。
後に霞む山を越えてきた。
景色もいいし、今回はぶつけてないし、ここで昼飯。
母さん、漬けもんがうまかばい。
食後の休憩・・・すぐに暗くなった。 寂しいですなー
中国の夜は本当に暗い。めっそうで走っていたら「清東陵」清代皇帝の墓所に出てしまった。慈ネ喜(ツーシー)は西太后。出口が分からなくて出られない。
30分ほど行ったり来たりしてやっと正門に着いた。
お騒がせしました。本当に広くて困った。
このように急な休みも楽しいが、安倍総理が習近平と会談した日、空気汚染度は非常に悪い4級でした。APEC開催中はずっと悪かったようです。