高齢者の運転と生活保護の問題の根は同じじゃないか。

これは自分の口からは言い難い問題です。
しかし、今の自分にも関わる問題なので知らん振りもできません。自分用のひとつの考えとして書いておきます。

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軽乗用車突っ込み、84歳逮捕=1人死亡、6人重軽傷―静岡
時事通信 7月5日(木)13時13分配信

 5日午前11時20分ごろ、静岡県磐田市見付のスーパー「遠鉄ストア磐田店」の店舗に軽乗用車が突っ込んだ。県警磐田署によると、店内にいた客や車の同乗者など7人が巻き込まれた。女性1人は病院に搬送され、死亡が確認された。ほか1人が重傷、5人がけが。
 同署は自動車運転過失傷害容疑で、運転していた無職浜口修容疑者(84)=同市豊浜中野=を現行犯逮捕。容疑を同致死傷に切り替え、事故の詳しい状況を調べる。 


どのような状況であったか判断はできませんが、運転者の年齢と、不幸にもお亡くなりになった女性や負傷された方のことを思うと胸が痛みます。

84歳は自動車の運転が可能な年齢なのか。運転試験を厳しくして法的に免許の返上を促すような対策が必要ではないか。など、いろんな議論が起きるのが当然でしょう。このような事故や高速の逆走等頻繁に起こっているからです。

しかし、問題の根はそこではありません。


田舎の老人達は思いの外元気ですが、たいていは老夫婦か一人暮らしが多いんです。彼らにも普通に暮らしがあって、いろんな用で外出しなければならず、クルマがないと生活に困るのです。

クルマを取り上ればいいという問題ではない。

彼らには長年の経験と平和と生産に飢えた世代特有の生産意欲があります。税金も保険も払っています。地域の生産に貢献している人たちなんです。
正直に言ってフリーターだの、引きこもりだの、生保もらうだの言ってる人たちより生産性が高いのであります。

そういう人たちが今の田舎で70台80台になっているんです。


彼らの生活の「足」をどう確保するか。
歩いていける病院なんかありはしないんです。
バスももう20年も前に路線がなくなりました。
そんな老人にさらに電動超小型車を買えというのか。
巡回バスは本当に使えるのか。


そんな問題の解決策は実は昭和の家父長制度にあります。

つまり、子供は親と同居しろってことです。
・・あぁっ、、言ってて耳が痛い。


病院へは嫁が連れて行け。
体操には孫が連れてけ。
寄り合いには息子が出ろ。

そうやって家族が支え合うことが本来の姿です。


・・・のはずなんです。
うぅっ・・・口が曲がる。


この話題は苦しい・・・けど、きっとそういうことだと思います。

都会で事業に失敗しても実家に帰りゃ兄ちゃんが、弟が、妹夫婦が家を継いでる。
「さくら、しばらく厄介になるぜ!」
「お兄ちゃん、連絡もしないで何処行ってたのよ」
「すまねぇな、ちょっと金貸してくれよ」
「もう、しょうがないわね」

・・・てな感じでしょうか。


家族が助け合うのが当たり前の社会であります。

家族全員で「家」を構成する世の中であるべきです。

借金を苦にヘロヘロ自殺したり、
家族も作らずプータロー自慢したり、
まして親をダシにして生活保護を引き出そうと考えることなど恥と感じる社会です。


その「家」制度の崩壊こそ日本の弱体化を願う勢力の目標です。

そのためにテレビドラマでは家族が支えあうようなものは放送しない。親や大人は敵だと子供に教える。漫画(アニメって言うのか?)でも親は出てこないか、出ても弱い情けないパパで娘が男張りにヒーローとして悪と戦うような倒錯した漫画が多い。

いつも耳にするのは「仲間のために」というせりふ。
お前ら、木の股から生まれた訳じゃあるまいに。

NHKをはじめ外国資本に乗っ取られた民放ジェンダーフリーの団体、日教組などが必死に子供達に刷り込んでいるのが家族の崩壊。

そこにこの問題の根っこがあると思います。


田舎に仕事を作ろう。
空間も資源もあるんだ。
何とかなるはずだ。


僕の田舎では地元で親と同居している同級生が約半数。
あとの半分が今の僕と同じように逡巡しているのです。

みんな、そろそろ帰ろうか。

・・・お前がなっ!て言わないで、悩んでいるのよ。