もう二ヶ月以上経ちましたね


熊本に帰ってすでに二ヵ月半が経ちました。

母との二人暮らしにもやっと少し慣れました。実の親だって離れていたものが一緒に暮らすのはなかなか大変なんですよ。病気や連れ合いを亡くした寂しさやら、母にもいろいろな思いがあります・・・が、こっちにだって事情があるんでそりゃ言い合いにもなります。


でも、最近はペースがつかめたみたいです。
言い合っても収め方を覚えたと言うか、大人になったと言うべきか。
早起きしてソバ饅頭を作る母、美味かったけど、この後洗濯して、食事の用意をして、「手作りこんにゃく」作って畑に花を植えて草取りをして電池が切れました。

いや、母さん、動き過ぎだから・・・

母の場合、野菜でも料理でもとにかく「作りたい」と言う強烈な欲求が生きるエネルギーになっています。かないませんや。
えらい可愛い格好でなんかやっていたのでてっきりこんにゃくかと思ったら、その前に饅頭作ってました。




帰ってきた時点では何とか通れるくらいの道で、たくさん積んであった倒木などをこまめに燃やしてこんな感じ。

ラムちゃんはちょっと浮いてます。



実家の土地は三段構成になっています。一番高い場所に二面の畑と現在住んでいる新家、北側に巻き込むように細長い畑(だった土地)その下に元家の敷地さらに崖の下に市道があって川が流れています。おのおの高低差が7〜8m程あってその法面に生えた草はすでに草刈の範疇を超えました。高台にあるので見晴らしはなかなか良いですが、草木が邪魔でそれどころじゃなくなっていました。


元家から上の畑を見上げてもうんざりするほどの「山」になっています。


同級生の友人が遊びに来て一緒に草刈をしましたが、余りのやりにくさにさじを投げてしまいました。

俺だって投げ出したいわ。



デモこっちにはやらなきゃいけない事情があるんでね。


朝、明るくなると外に出て夕方は見えなくなるまで。
夜や雨の日は刃物を研いで明日に備えます。
たまに母の畑を手伝います。

大根、里芋、水菜、小松菜はもう食べています。
もうじき白菜が食えます。
ただ、農業の適性が僕にはないようで、母のように野菜作りに熱くはなれませんな。


日の出と共に動き、日の入りと共に終わるここの暮らしは気に入っています。バーで飲んだくれていた日々がうそのようですわ。


こんな綺麗な朝を迎えると「お〜〜!」ってなるでしょ。




熊本での暮らしのコンセプトは出来ています。
これからはデザイナーとして作るものが少し変わっていきます。
もうすぐここでお知らせできるはずですが、今しばらく伏せておきましょう。まだまだ片鱗すら見えていないので。


今は開店前の準備中ってことで。