TPPとかグローバル化・・とか

やっと土曜日にブログ書ける余裕が出来た・・・

・・・ホッ、よかった。

久し振りにYahooを見たらこんなニュースが出ている。

ボーイング787は機体の70%近くを海外メーカーを含めた約70社に開発させる国際共同事業である。これによって開発費を分散して負担できるとともに、世界中の最高技術を結集した機体になるとしている。参加企業は下請けを含めると世界で900社に及ぶ。イタリア、イギリス、フランス、カナダ、オーストラリア、韓国、中国といった国々が分担生産に参加しており、日本からも三菱重工業を始めとして数十社が参加、日本企業の担当比率は合計で35%と過去最大である(767は15%、777は20%を担当)。この35%という数字はボーイング社自身の担当割合と等しい。ボーイング社外で製造された大型機体部品やエンジン等を最終組立工場に搬送するため、専用の輸送機が用いられており、日本では生産工場が名古屋近郊にある関係で中部国際空港に定期的に飛来している[44]。

             <引用Wikipedia

鳴り物入りで登場したボーング787ドリームライナー、それにトラブルが多発している。昨日だったか、日航機から火が出たそうだ。

開発費を抑えるために各国に分散する、それが正しいかどうか僕にはワカリマセン。そのために失った物は開発の遅れ、そして新型機のトラブル、ボーイングに対する信用の失墜。失う物は少なくない。発売が遅れたために考えていた社会状況と違う事態になっている可能性もある。同時期に出たエアバスA380にはこうした話は聞かないからやはり開発体制の問題が大きいような気がする。(ただしエアバスは近年、中国、天津の工場が稼動しはじめたようでこちらも安心できない状況になるのではないか)

合理的に考えるのが西洋人とするならばこの事実は合理的であったのかどうか。

同じ問題を抱えている飛行機として自衛隊の次期主力戦闘機に決まっているF−35ライトニング。これも開発陣に対する過剰な要求と多国籍開発によって駄々遅れである。開発中止に追い込まれる場合もありうる。そうなったら老朽化するF4やF15に替わる戦闘機をまたイチから探さねばならないし、長時間の開発費はコストに反映し、結局高い買い物をする羽目になる。

それが合理的なんだろうか。

飛行機でもなんであっても、人が使うものには使われる場所の文化や地域性に違いが出る。そのことを無視して経済的側面だけでものを見るのは危険ではないだろうか。人が自分と同じと考えるのは「お花畑」に任せろよ。

そういうお花畑の行き着く先がTTP(とにかく、てめーら、米様の製品買えよ)に結びつく。本当に関税を撤廃し、規格を統一し、人モノ金の流れを自由にすれば経済は活発化するのかね。薄利多売のスーパーマーケット方式しか知らず、そうでなければ金に飽かせたブランドジャラジャラ成金趣味の世の中を受け入れろと言うのかね。

僕の実家にある応接台には祖父さんの手で購入日、金額、どこで買い求めたかが記されている。一台の車を30年近く乗り、優に2台は新車が買える金額を使って修理して使っている人もいる。そのように日本人はモノとの付き合い方においても愛着を持ち大事にしてきた。正月に自分の車や農機具に注連縄を張ることなど、カネ勘定で躓く欧米人には理解できないことなのだ。

モノだけでなく、労働についても日本人の労働観は特殊だ。

何せ一番偉い天皇陛下に置かれてもご自分で田植え、稲刈りをなさる。下々が働かなくて済むわけはない。労働が「奴隷」の仕事である欧州や中華とは根本的に異なる。

日本はこの特殊性において世界とは一線を画していけばいいのだ。ガラパゴス化とは、世界に取り残されるのではなく、世界をリードする方法論なのだと思っている。

大丈夫、世界はより一層「メイドインジャパン」を求めている。


しかし・・・

よりによって中国、韓国とは・・・
ボーイングもヤキがまわったな
法則発動でござるな。