嫌いな言葉


昔、ひねくれもんの会社員だった頃「感性」と言う言葉が流行ったことがある。(歳がバレますな)特にプレゼンの総括などの時、重役級が言うととても違和感があった。
「これからは若い人たちの感性で進めてくれ」
ていのいい逃げに見えた。
若い感性と老練な手管、どちらも商品力の向上に欠かせないのだ。「感性」に任せて進んで失敗した例は少なくない。必要なのは感性に「任せる」ではなく感性を「理解して昇華させる」手腕だろう。それは経験や研鑽によって培われた理性であり、理想を追い求め続ける情熱である。
残念ながらその情熱を持ち続けるのが一番難しい。


グローバル化
大体、中年の部課長連中が昼休みにツマヨウジ咥えながら「コレからばグローバル化の時代だからね〜」などと言ってる時点で嘘だと思う。
「ヒト」「モノ」「カネ」が自由に流通するとどうなるか。
よく日本の会社組織では「人の流動性が低い」と言われる。
人の流動性を上げるとどうなるのか?カネで動く技術屋がちょっとでも高い給料を求めて企業を渡り歩く。会社は情報を持ち逃げされるのを防ぐために個々の技術者には全体像を見せない。全体像を見渡せない一見スペシャリスト(実はただの部品屋)が大量に育つ。愛社精神が育たないから企業文化も醸成されない。「カネ」がすべての尺度になる。(中国企業の現状) そのうち「首切り屋」の外国人が社長になって社内の公用語は英語になる。

若い人が働けない状況で外国人労働者は確実に増え続けている。
あなたの老後は言葉のよく分からない中国人医師とフィリピン人の看護士に病状を訴えることになる。九州自動車道を走ると標識には「日本語」「英語」「韓国語」「中国語」で書いてある。そんな親切は大きなお世話である。
そのうち市役所の公式書類はすべて英語ってことになりかねない。

人は、国家、は違っていているのが普通じゃないか。違いがあるから魅力が生まれエネルギーになる。日本は他の国と違う。だから世界で「日本」ブランドが認められているのだ。日本がグローバル化したいなら、日本人が日本を見つめなおし、より日本的に深化すればいい。


「トレンド」・・・
「流行」は「流行り廃り」がありますから。
流行に関係なく高い価値を持つ物・・それが目標でしょ。


嫌いな言葉はたくさんあるけど書ききれません。
本題に到達する前に今日も出勤時間になりました。