生きることはゴミを出し続けることナリ


引っ越しは何度かやっている。
その度になんでこんなに物があるのか驚く。

昔買ったものが押入れの奥や倉庫からゴロゴロ出てくるとがっくりして凹む。物の命は使われている間だけですな、人間は環境の変化で生活が変わる。生活が変われば以前使っていたものが要らなくなったりする。要らなくなってすぐに捨てればいいものを「何かに使えそうだ」とか「あんなに高かったのにもったいない」と仕舞い込む。それはもう「ゴミ」になってしまったモノ。

しまったものなんか出しはしない。

そして引っ越しの時ドン引きするんですな。

しかし、人が暮らしていればいろいろ物を買うわけで、ゴミは暮らしとともに出続けるわけだ。熊本に帰って以来僕は父が残した大量のゴミと闘ってきたが、自分もまた自宅や事務所や天津のアパートに残したごみを処分してきた。

人間とは業の深いものだな。

そんなわけで東郷の自宅で口をあんぐり開けて思案中なんであります。