映画見ながら飲んでいる


今日は中井貴一主演「寝ずの番」(多分)という映画。
噺家一門におこる通夜の晩の話。
面白かった。

中井貴一は好きな俳優です。
昨日は元公務員かなんかだった有名な・・・シャルウィーダンスとかの「ドラ平太」(このように全く人の名前が出てこないわけだが・・・)を見たがコレもまあ良かったけどさ。佐藤浩市とかね、ある程度歳の人がいい。若い俳優ではクローズゼロや闇金ウシジマの山田孝之は好きだ。

そんなことはともかく、「寝ずの番」はいかにも昭和の遊び心(実際には知らないけど)を見たようで面白かった。

歳を取って順番に死んでいくのなら残った人はもちろん悲しいけど、ちゃんと偲ぶ事ができる。そして残った者は生きていくのだ。

僕は一度だけ寝ずの番をしたことがある。

義理の父が亡くなったときだ。
義理の弟と二人で大きな寺の本堂で番をした。
その晩、初めて弟と兄弟の話をした・・ように思った。
お互いオヤジには複雑な思いを持っていた、義弟は実の親だから当然だ。僕は次女の婿として随分心配をかけた。親父は最後まで大きな気持ちで僕を見ていてくれた。有難い。義理の息子に対して本当に有難いオヤジだった。

寝ずの番といいながら大酔っ払いして本堂で寝てしまった僕等だった。

親父のことを考えるとたまに酔って大泣きすることがある。

最後まで格好いい親父様だったなあ。