みんな同じ

正月も3日になって清正公さんに御参りした。
今年は家族が皆何かしら新しい環境で生活を始めることになった。健康で充実した一年をおくれるように祈った。

考えてみれば4百年以上も前の領主に勝手なお願いではあるが、これが日本の信仰心。山を見て朝日を見て木を見て石を見て何かしらのお願いをする。祈る。八百万も神様がいらっしゃるってんだから誰かがどこかで見てくれてるかも。


本妙寺、通称清正公(せいしょこ)さん、僕が子供の頃はもっと人が多かったように思うが。灯楼もずいぶん傷んでいるが、何よりこの電線、電柱を何とかせいと思うのですなぁ。もう店を閉めるといっていた門前のお店は三が日だけは店を開けてあって助かった。ここで線香と蝋燭、お神酒、家紋のらくがんを買ってお参りするのが常です。肥後のちょんかけ独楽、雉ぐるま、張子の虎などもここで売っていました。



ここへ来る途中に懐かしい友人から電話をもらった。

昨日うちに遊びに来ていろいろ話をしたが、性格が昔のまんまなのには笑った。変わらないにも程がある。

彼も今お母さんの世話をしながら仕事を探しているそうで、僕とまったく同じ。皆苦労しているね。 



ドカタ殺すにゃ刃物は要らぬ、雨の三日も降ればよい

なんて昔の人は言いましたが、それは今も同じ。
雨がちょっと降るとしばらく畑には入れません。
暇なときは道具作り。

竹を切ってしばらく乾燥させてたやつをあーしてこーして


こうなった。

ホームセンターで売ってるものはちょっと小さい。大きいのが欲しくて作ってみたが、竹は売るほどある。
だけど、針金代で箒が買えるんだよな。

なんか「資本主義」を実感してしまった。



年末にちょっと名古屋に帰った。

新栄から名駅まで歩いてみてひとつ気がついた。



歩いてる男が決まってタイトな黒のジャケットにグレーにオレンジ系の縞の入ったマフラーを首にうずたかく巻き付けている。


・・・流行りかね。

そうするのが多分流行りなんだろうね。
フゥーン。


なんか気持悪いな。