F1などでニューマシンを初めて走らせることをシェイクダウンテストと呼んだりします。
クロギリ屋にもニューマシンが届きました。
ゼノアBC4410-EZ
排気量44ccはもはや原付か、国内最大排気量。
当然重い。プロでもあまり使わないような重火器です。
これを入れた理由は例のやばい刃を余裕で回すトルクがありそうだったこと。
どうせ買うなら最大を知っておきたかったこと。
さっそく箱から出し燃料を入れエンジン始動!
意外とアイドリングは静か。
徐々にアクセルを開けるとウォォォ~!!
怖ェェ~、こりゃスゲー!
期待に胸を膨らませさっそくシェイクダウン。
凄い凄い、笹が粉のように砕け散ってゆく
3分ほど切って
ガッ!!
と音がして止まった。
刃先が折れて安全カバーもぶち割って飛んで行ってしまった。
ハイ終了。
あまりにトルクがありすぎる。
その後は普通のナイロンコードに換えて再トライ。
これもすごい。
通常の2倍の長さでも難なくセイタカアワダチソウを切っていく。
が、これにも問題が起こる。
コードの強度がもたずブチブチと簡単に千切れてしまう。
結局、これに見合う刃は無いのだ。
チップソー以外は相性が悪い。
しかも数週間後さらに嫌なことを見つけた。
シャフトが曲がってる?
最初はメガネのせいかと思って何度も見返しましたがな。
明らかに曲がっている。
それでも一応よく回るし草も切れる。
結局、機械屋に連絡して新品のシャフトとチューブを送ってもらった。
これは何でも保障¥5000に入っていたのでタダ!
外してみたら先端で110mmも曲がっている。
シェイクダウン時のショックかと思ったが
写真を見るとその時点ではシャフトは真っ直ぐだ????
訳わからんまま交換。
順調!
でも交換したチューブはアルミの地で何にもシールがないので
賑やかしにシール作って貼ってみた。
世界に一本のクロギリ屋仕様になった。
ハイパワー機には高剛性のシャフトやチューブ、クラッチハウジングが
ついているものと思うじゃん。
しかもあのゼノアなんだし、安い買いもんじゃないんだし。
ちょっとガッカリ。
ちなみに予備機がなくなって急いで買った丸山の
26ccホームセンター用お買い得刈払機は
クラッチハウジングがプラッチックで2か月半で熱で溶けて
シャフトの軸受けが変形した。
話にならん。
機械いじりのついでにハンマーナイフの刃の向きを
変えてみた。
大正解。
切り跡がきれい。
こいつは刃の向きを変えることで2度新品気分を味わえる。
草はどんどん伸びてます。
皆様、早めにくろぎり屋に電話してね。