これは楽しかった。

 

 

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近所の田んぼの草刈りを受けた話

 

お父様が残した田んぼが荒れ果てて近所に迷惑になってはいけないので切ってくださいとの依頼で引き受けた。

 

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約3メートルの井出(用水路)に橋もなく棘が目線まで茂っている。中に入っていけないので正確な面積もよくわかりません。

とりあえず橋からかけて機械を入れる。

 

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足場単管はとっても便利だ

ストックがあるといろんな構造にして使える。

欲を言えばやや重い。 

 

 

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根元は10mm~30mmの茎。

表面はイガイガが絡み合っていていきなりハンマーナイフで切りかかっても前に進まない。

普通のチップソーの刈払機でも難儀する。

 

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それでさらに改造を加えた粉砕刃を使った。

詳細はお見せできません。危険すぎて・・

いや、面白い様に砕けていく。

まさに「鎧袖一触」!

刈払機は26ccの新品を下した。

(これも新品ながら粉砕刃のせいでなんか振動が・・)

 

暴れるだけ暴れて振り回して大まかに刻んでおいて

 

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ハンマーナイフでさらに粉砕する。

おぉ!ニューエンジン。

 

 

そしてこうなった。

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お客様に喜んで頂けて良かったです。

 

ぐふふのオマケ

僕の粉砕刃は危険でお見せできないが知ってる人は知っている。

今回、その強化型に換えた。

今までのように刃が欠けてどこかへ行くことがない。

いよいよ最終形かと思った。

しかし、機械にかける負担は想像以上で新品の刈払機に着けて回すと刈払機に何か振動を感じる。

いろいろ刈払機に悩んでいた時期でもあって

とうとうポチッと買っちゃいました。

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ぐふふ・・・

しかしこれがまた悩みの始まりになるとは。

詳細は今度。 

 

道具は大事!


ある畑を切っていてハンマーナイフの様子がおかしくなった。

マフラーの取り付けボルトが振動でとれたようで異様に振動する。

半分切ったところだし、帰ったら修理するからもう少し頑張って

頂戴と無理をさせてしまった。

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結果、

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わかります?

クランクケース割れました。

クランク見えてます。

機械は自分で治らない。壊れるにはちゃんと理由があるわけで、

それが自分の整備不良ってんだから浮かばれない。

申し訳なく思い、速攻で機械屋に連れて行きましたがな。

 

そうこうしてると刈払機にも嫌な振動が。

機械の不具合もインフルエンザみたいに伝染するみたい。

 

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まず疑うのがクラッチ、でもここじゃなかった。

実はホームセンターの一般用刈払機レベルは毎日長時間使用する

プロユースを想定していない。

構造や材質を簡略化して低価格を実現しているわけで、僕の使用

環境には耐えられないのは薄々感じておりました。

でもほら、壊れると急いでホムセンに行くじゃない?

とりあえず買っちゃうじゃない?

 

ほんでまた壊すじゃん。

 

結局、この月は

ハンマーナイフロータ:エンジン換装

刈払機2本 : ドライブシャフトのギヤ磨滅により廃棄

チェーンソー3本 : コイル交換、クラッチ交換、アクセル部品交換

 

盛大に壊しまくりましたな。

 

超キビシ~~!!

 

チェーンソーが壊れた原因がこれ。

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この竹林伐採

これは切った切った!千本近く切りましたがな。

 

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真っ暗な竹林をバッサバッサ切り倒すとこのような明るい空間が出現。

 

おぉ!光の神殿。

なんかちょっと興奮しますな。

 

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でも片付けが至難の業

いやもう絶望。

いつ果てるとも知れぬ死の行軍・・

 

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この仕事はきつかった。

でも貴重な経験になりました。

ちなみに、根元を1m残してあるのは根枯らしの目的です。

 

もう一つは冬の薪つくり。

 

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木はたくさん頂けるのですが、切って割るのが一苦労

おかげで腰痛もなくなり健康にはいいはずです。

ストレス発散にもなるし。

ただ、使用時間がこんだけ長いとチェーンソーも悲鳴を上げますわな。

 

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それでこういう薪棚に飾っておくと皆さん興味を持ってくださって

ストーブいいですねって。

 

よくねえ!

めちゃくちゃ面倒なんだぜ。

 

まあ、いろいろやってりゃ春も来る。

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母と植木市で買い求めたアカシヤもずいぶん大きくなった。

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驚き、哀しみ、そして感謝

先週からいろいろあって考えさせられました。

義母の米寿のお祝い、姪の合格祝いなどで静岡にいたところへ

近所に住む叔父の訃報が届きました。

私の祖父の兄の息子です。

最近姿を見ないので心配はしていたのですが、春になれば

少し元気になってくれるのではという期待はかないませんでした。

 

義父の墓参りを済ませ姉と姪の見舞いに立ち寄り最終の新幹線で

なんとか帰り着き葬儀には間に合いました。

 

精進落しの後、家でぼんやりしているところへ高校の友人から

めずらしく電話がかかりました。

お父様の訃報でした。

 

高校時代、よく遊びに行っては夕飯をご馳走になりました。

大食いでご迷惑をかけたりました。

実直な印象のお父さんで、それは友人にも受け継がれた

ように思います。

 

寂しくなりました。

 

 歳をとってはいても親がいるといなのでは全く違うということを

改めて感じます。そして最期まで子供の手を煩わせまいと本当に

強い気持ちで生き抜いたのだと思います。

 

自分の親であれ誰であれ、

先輩たちの心に感謝しご冥福をお祈りします。

 

パソコンは冬が苦手


私の家は築80年くらいの百姓家です。

夏は涼しく冬寒い典型的な熊本の農家と言えるでしょう。

幸い家の周りを雑木に囲まれているので焚き物には困りません。

というわけで薪ストーブなんぞを使っているわけですが、

構造上東南の角に設置してあります。

ブログを書くにはパソコンの前に座らなければなりませんが、

これが配置上北西の角に机があるわけです。

 

冬はだめよ。

手がかじかんでマウス持てないもの。

ヒーターで手を温めながらヒーヒー言って打ち込んでいますが

身体も冷え冷えになるんです。

 

そんな苦難を乗り越えチラシ第二弾ができました。

じゃん!

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本当は最後のチャンス!というべきですけどね。

もう草はどんどん伸びてます。

 

 

金栗先生の記憶


ご無沙汰しております。

私の嫌いなNHKの今年の大河ドラマ「いだてん」の主人公金栗四三先生のお話。

東京オリンピックに向けたPRで無理やり感のある「いだてん」ですが、地元玉名は降ってわいた大河ドラマにに大盛り上がりです。墓は整備するわ旧家は博物館にするわ、高校の同窓会など急に金栗先輩などと呼び出す始末。NHK様の御威光はすごいですな。

1〜2回を見た限りではすでに玉名編は終わっちゃってこれからどうすんのと思っていたら3回目を見逃しました。もう見ないかも知らん。


栗先生と言えば私の中では「運動会で万歳三唱をするおじさん」だったんですね。これが誰も覚えていないんだけど、確か左右学校の高学年の時に梅林小の運動会の最後に来賓の金栗先生が登壇されて万歳三唱をしたと記憶しています。その時はただのおじいさんに思えました。

栗先生についてもう少し詳しく知るのは中学校のたぶん2年生の時。
水泳部だった僕は冬季は陸上部と一緒に走っていました。ある日、顧問の田原先生が今日は金栗先生の家に行こうというので、みんなで上小田の先生のお宅に走って行った覚えがあります。

お宅で座敷に上がってお茶を頂きながら先生の「マラソン足袋」を見せていただきました。みんなで手に取ってこんなものでよく走れたな〜などと言い合ったものです。

先生は優しい方でストックホルムに行った時のことをいろいろ話してくださいました。

古めかしいけど落ち着いた座敷だったような・・・

それ以来先生とはお会いしていません。
高校の池の中道にロダンの考える人の銅像に相対して金栗先生銅像があることすら忘れていました。


上の写真の金栗邸に行く機会があり改めて見るとこんなポンプがあったりしてなかなかの古民家です。


栗先生の、というより明治の人の暮らしを少し垣間見ることができます。

好きではないNHKですが、故郷の偉人について知る機会になったのは素直に感謝しましょう。


ところで、私たちが走っていたころはマラソン足袋とそう違わない鬼塚タイガーの「スピード何とか」というズックの親指の部分を切って使っていましたな。

あれは何て名前だっけ?

1月12日


母の命日です。


去年の今日、子と孫全員に看取られつつ自宅のベッドで旅立ちました。

いまだに母との思い出や後悔がよぎって複雑な気持ちですが、僕はもうしばらくは母と父、祖父さんや祖母ちゃんのことを考えながら頑張って生きようと思います。

玉名市は田舎ですが、訪問看護や介護、在宅医療ネットワークなどがよく連携してくれて助かりました。皆さんの熱心なサポートに感謝します。

玉名市は田舎ですが、人生の幕引きにはいい場所です。


母さん、父さん、ご先祖様、ありがとう。

くろぎり元年


当ブログを訪れてくださる皆様

新年、明けましておめでとうございます。

本年もブログ、「くろぎり屋」をよろしくお願いいたします。


写真は我が家から数十メートル先の「若宮社」

去年は私が当人として一年お守りしました。
そして年末のお飾り、注連縄、なおらいという部落の新年会の幹事を仰せつかりまして年末年始は目の回る忙しさでした。

3日のなおらい会を長老に叱られながらもなんとか済ませ、今年の当人さんに引き継ぎ、やっと正月らしい時間を過ごしております。



年末は造園、クロギリ、保全隊、若宮の準備、さらに正月二日の母の一周忌、3日のなおらい会と息つく暇もなくバタバタしました。

写真だとこう。

例の切り株納品しました。


近所のくろぎりも年内に何とか終わりました。


保全隊の竹灯篭も彫りました。
これは今年新しい方式でやったので準備に時間を食いましたがまあ、きれいにできたかなと・・・


一周忌が済み、家族も一人、二人とそれぞれの居場所に帰って行きます。家内と二人になると少し前の親の気持ちがわかってちょっと寂しくなりました。

今年は年号が変わる御大典の年です。

昨夏から始めた「くろぎり屋」も正念場。

気を引き締めて、安全に玉名の草を切りまくります。